かつて裏の世界で活躍した殺し屋、道化師。 葵はそのことを言っているのだ。 「呆れるわ…。」 「………あは♪隙、見つけた。」 恋が嬉しそうに笑い、恋の手から一本のナイフが放たれた。 「くっ…。」 そのナイフは葵の顔を掠める。 「当たった?当たっちゃった?あはは。」 「ナイス、恋。」 「こんなもの、掠めたくらいで、致命傷には、なら、な、…い……あ、れ…?」 先ほどとは全く違い、全然疲れている様子のない恋と玲。