あ・・・・。
断片的に蘇る記憶に血の気が引き始める。
「・・っテルは?!テルはどこ!!」
「おっ・・落ち着いて!!」
突然気が狂ったかのように暴れ出す私をママさんが必死になだめる。
でも、ジッとなんてしてられない。
自分がしてしまったことにとても正気ではいられない。
「大丈夫よ。テルなら・・・」
そう言ってママさんはゆっくりとカーテンをめくる。
「テル!!テル!!」
点滴で繋がれたテルの姿が目に入った途端、私はベッドを飛び降りテルに駆け寄った。
テルは隣のベッドで眠っていた。
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