「キャァァァっっっ!!!」



太陽が頂上から照りつけるお昼休み。


グラウンドに響き渡るたくさんの女子生徒の叫び声の中で、オレは時間がスローモーションのように思えた。




本当は言いたかった・・・。



おまえを愛してるって・・・。



言いたい気持ちを必死に押さえ込んでたんだよ・・・。



もし・・・あの時ちゃんと言えてたなら・・・


未来は変わっていたんだろうか?





屋上から飛び降りたおまえを受け止めた瞬間、そんな後悔が頭を過ぎったんだ・・・。