「あの・・さ・・・。」 息が詰まる。 ダメだ・・・。 やっぱ聞けねぇ。 オレだって・・怖いんだ・・・。 「・・気持ち良さそうに寝てるとこ悪いんだけど、そろそろ起きねぇと。母さんたちも起きて来る時間だし・・学校も行かなきゃだし・・その・・・なんだ?つまりだなぁ・・・。」 夕べのことがバレるのは、色々ヤバい気が・・・と言いたかったけど言えなかった。 オレが口ごもると、美優は一瞬悲しそうな顔を見せた。 さすがに気づいたか? ・・・情けねぇ。 オレは結局おまえを苦しめてんのか・・・。