「・・・教えて?テル・・。私にも・・その魔力を・・・。」 私の言葉にテルは少し驚いたような顔をした。 その表情に、テルは冗談で私を押し倒したんだと気づく。 顔がみるみる赤くなる。 「ちっちがう!!今のは・・じょっ冗談で・・・。」 慌てふためく私の涙を、テルがそっと拭う。 緊張の一瞬・・・。 ドキドキが止まらない・・・。 「いいよ・・・。」 「え?」 耳元でささやかれたテルの答え・・・。 考える間もなく、テルのキスが私の思考を遮断する。