ワガママ彼女はオレの妹!?


「さっきは・・ちょっと言い過ぎた・・。悪かった・・・。」


なんで・・?どうしてテルが謝るのよ・・・。


「でも、間違ったこと言ったとは思ってねぇから。」


・・・え?何ですと?


予想しなかったテルの言葉に固まる私。


「オレは間違ってねっえっ!!それだけはハッキリ言っとく!」


うわっ!わざわざ強調して言いやがった・・。



半ば呆れる私。



言いたかったことってソレかよ。


チラッと枕から顔をずらし、テルを見上げる。


自信満々に胸を張るテル。


バッカじゃないのっ?!


私の目に映る哀れなテルの姿に次第に笑みが零れ出す。


「クスクス・・・。あんた・・何しに来たのよ?慰めに来たんじゃないワケ?」


楽しそうにテルをバカにする私。


その表情を確認すると、テルはほっとしたかのような顔を見せた。


その優しい、見守るかのような笑顔に私は急に恥ずかしくなる。