ワガママ彼女はオレの妹!?


『ガチャ』


ドアノブが回されたことに気付いた私は、慌ててベッドに突っ伏す。


うそ!!入ってくる気?!


ゆっくりとドアが開く。


なっ・・なんでぇ~?


やだ!!やだやだっ。どうしよう!!


少しずつ足音が近づくにつれて、次第に私の心臓の音もドクンドクンとうるさくなる。


『テル・・・・。』


足音がピタッと止まったことを耳で確認し、息を飲む。


「あの・・さ・・・。」


テルの声に両手をギュッと握りしめる。