『パンっ!!パンっ!!』 さっきまで静かだったリビングに響きわたるクラッカーの音。 親父さんの誕生日を祝う会の始まりの合図だ。 「おめでとう。親父さん。」 努めて柔らかな笑顔を見せたオレに親父さんは優しく微笑み返した。 「ありがとう。テルくん・・・。」 やっぱり美優の計画に乗ってよかったな。 あいつもなんだかんだ言って嬉しそうだし・・・。 オレは横で幸せそうな笑顔を浮かべながら、親父さんと話している美優を複雑な気持ちで見ていた。