ワガママ彼女はオレの妹!?


テルも私の前にしゃがみ込む。


「・・・っく・・ほんとに?」


さっきより近づいたテルの顔に問いかける私。


「あぁ。」


静かに頷くテル。


「ほんとにほんとに?パパとママさん、結婚するって?」



・・・信じてもいいの?



「あぁ!!」


テルが大きく頷くと同時に、私の心は爆発した。



「ぅっ・・うわぁーん!!良かったよぉ・・。わたっ・・私のせいで・・一生一緒になれなかったら、どうしようかと・・・。」



小さい子どものように泣き叫ぶ私の頭を優しくなでるテル。



「だから大丈夫だって言ったろ?」



温かい手のぬくもりに、ずっと心にかかってたモヤモヤしたものが溶け出す。




本当はずっと怖かった・・・。


パパとママさんはあれから上手くやれてる?


私のこと・・・


嫌いになってない?って・・・。


確かめるのが怖かった・・・。


電話なんて、かけられなかった・・・。