「・・・誰がどうでもいいって?」 私の鼓動をトクンと動かす声。 まさか・・・ もしかして・・・ 期待と不安で、ドキドキして息が止まりそう・・・。 私はゆっくりと声のする方へ振り返る。 「大人になったな?美優・・・」 イジワルな笑顔を見せる影。 涙が出てくる・・・。 「テル・・・。」 私の瞳には大好きな人が映っていた。 ずーっとずーっと待ちわびていたテルが、今・・私の目の前にいる・・・。