ワガママ彼女はオレの妹!?


「・・・?何?」


2人の顔を交互に見る私。



だから、急になんなのよ?



ポカンとしたまま何も答えない2人に苛立ちが増す。


「おい・・・」


「カッ・・カッコいいー!!」



不機嫌マックスで悪魔の本性が出かかった瞬間、ちろるの奇声でギリギリ自制心を取り戻す。



ヤバっ・・今一瞬ダークゾーン入ってた・・・。



「うっ・・後ろっ・・・。」


声を震わせながら、私の左斜め後ろを指差す奈々。