「・・・ねぇテル。いつになったら着くわけ?」
美優のドス黒い声に、思わず視線を逸らすオレ。
「だからもうじきだっつってんじゃん。」
窓に向かって呟くオレ。
電車に揺られて、早3時間。
恐ろしくて美優の顔なんか見れねぇ。
爆発寸前に決まってんだから。
「・・・っさっきからそればっかじゃん!!あんた、私がこの辺の土地勘ないと思ってバカにしてんの?!」
あ・・・爆発した。
ハァ~っと深いため息をつくオレ。
その態度に美優の不機嫌はさらにパワーアップする。
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