ワガママ彼女はオレの妹!?


「もう1人になんかさせない・・・。」


テルの強い言葉に、ドキっとする私。



「一緒に行こう・・・。2人でいられる場所に・・・。」



「・・・・っ。」


テルの言葉に胸がつまる。



嬉しい・・・。


嬉しいけど・・・。



私はテルの胸に手を置き、ゆっくりと突き放す。



「・・・美優?」


テルの不思議そうな顔が私を覗き込んでくる。



「・・・不幸になるよ?」


私の真剣な眼差しにテルの表情も強張る。


「オレの幸せはオレが決める。おまえの気持ちは嬉しかったけど?おまえの敷いたレールには乗らねぇよ。」


「・・・・。」



テル・・私がしたことに気づいてたんだ・・・。


だから来たんだ・・・。