ワガママ彼女はオレの妹!?


水沢の言葉にハっと気付かされる。


オレはっ・・・本当に大バカだっ・・。


美優に置いてかれて・・・


勝手に振られた気になって・・・


アイツの気持ちなんて・・少しも理解してなかった・・・。



水沢の視線が、キツく握られたオレの手に注がれる。



「今・・あんたが行っても、あの子は突っぱねるだけでしょうね。それだけの覚悟があってしたことでしょうから。でも・・・。」



水沢と視線がぶつかる。



「それでも・・あなたを待ってるんじゃないかしら?」


水沢の言葉に光が差し始める。


「・・・どうしてそう思うんだ?」


オレの言葉に水沢はニコッと微笑む。


「ダメだって分かってても、嬉しい。許されなくても、期待したい。だって全ては、あなたを愛してるからこそしたことなのだから・・・」


「・・・っ!!」


水沢の言葉にオレの気持ちは固まった。



・・拒絶されてもいい。


それでもオレの気持ちに変わりはない。


オレは・・おまえといたい。


おまえと一緒に、生きていきたいんだ!!