「体裁悪くなった学校側は当然あんたたちを疎ましく思ったでしょーね。これでもウチは一応私立の進学校だし、イメージは1番重要なのよ。」 「・・・・。」 「クラスのみんなも・・・身に覚えのないイジメの疑いをかけられたことで、あんたたちを憎み始めていた。」 「・・・親は?オレたちの親は、何にも言わなかったのかよ?」 オレの質問に水沢は疎まし気に目を細める。 「知らない。」 「・・・・。」 そっぽ向く水沢。