スマッシュ!

夜のこと…。シーサーが誰かと話をしていた。





背の高い…。
「コーチ…。」





シーサーの目は潤んでいていつになく乙女な…。
これは…。






「先生…。」






こっここれって!?見てはいけないのでは?
でも目が釘付けで離せない。





「先生…。好きです。」





ぎゃああああ!やっぱり!
どうしよう覗いてたとわかったら…。おしまいだ。





ガクガクブルブル…。






殺されるぅー!
頭を抱えて激しくどうきりぬけるか考える。





そうだ…。見なかったことにしよう…。それしかない!







「ちょっと!起きなさいよ!」





身体が揺れていた。





目の前にはシーサー…。





「ぎゃああああ!ごめんなさい!何も見てません!」






「はぁ?何言って。とにかく朝ごはんだって!遅刻するきなの?!」





「ん?」






布団の上にいました。






「夢?」






あぁ、言えやしない言えやしない…。コーチとのラブ夢見てましたなんて。





黒い天使、いや鬼だ鬼に殺される。どす黒なオーラが見えるぅぅ!想像しただけで恐ろしや恐ろしや!くわばらきわはわら!





「ちょっと!朝から拝んでないで早く!」







「はい!」







あぁ何故にシーサーの夢だったのか。歯ぎしりのせい?!






朝から走り込みから始まった。
ぎゃああああ!朝ごはんがもどりそう…。





地獄のサイクルはこうして始まり…。
三日間という短い合宿は終わりを告げた。
強いたげられた体は筋肉痛の嵐…。
それを越えると筋肉がつき疲れと痛みが小さくなる。





若い子はいいわよね。





よくおばさんが言うセリフ…。
中学時代というのは一番細胞が…。うんぬんかんぬん…。
コーチがしめで長い話し…。




ようするに今
鍛え上げないと体が完成しないー、老化すると三日後に痛みが来るのは再生力が鈍くなるから…。らしい。
だから今やれ!筋肉痛がなくなるまで…。





ということらしい。





今が重要と…。どこかで聞いたセリフだなぁ。






あくびを密かに噛み締めながら、イケメンコーチにさも聞いていますという顔をする。








そうして日常に戻る。






はずだった。






地区大会…。






次の波乱が待ち受ける。ラブと夢と筋肉痛…。
波乱万丈。
あながち夢はお告げ?





知らずに地区大会が間近に迫っていた。