小さな恋【完結】


その途端、不安で堪らなくなった。


無我夢中で大知の姿を探してみても、見つからない。


焦りばかりが募って、声を出そうと必死になる。


その時、再び『真依子』とあたしを呼ぶ声がした。



さっきはくぐもっていてよく聞こえなかったけど、今は鮮明に聞こえた。




『大知……大知……あたしここにいるよ……――!!』


そう叫んだ時、あたしはハッと目を覚ました。