小さな恋【完結】


「真依子、目つぶって?もう一個プレゼントがあるから」


「え?うん、分かった……」


あたし、大知にプレゼント一個しか用意してないのに……。


って、あれ?プレゼントって普通一個だよね。


目をつぶってあれこれ考えていると、大知はあたしの手をそっと掴んだ。


指に感じる不思議な感触。まるでなにかをはめられているような。