目があった瞬間、大知はあたしにキスをした。 大知の唇が冷え切ったあたしの唇に重なる。 二人の涙が混じりあったちょっぴりしょっぱいキス。 ……きっと、あたしは今日という日を一生忘れない。 『一年後に会う』 その約束があれば、あたしは生きていけるから。