「大知……あたし、離れたくないよ……。本当はずっと一緒にいたいの……」


「俺だってずっと真依子と一緒にいてぇよ……」


公園内にあたし達の泣き声だけが響き渡る。



大知はあたしの頬に伝う涙を指で拭う。


あたしは大知の頬に伝う涙を指で拭う。


お互いの涙を拭って、また涙を流す。


ずっとそれの繰り返し。