小さな恋【完結】

「それで、お姉ちゃんにアクセサリー作ってくれる?」


あたしがそう聞くと、唯ちゃんは「うん!!約束するよ」と言って薬指を差し出した。


唯ちゃんの細い薬指に自分の薬指を絡ませる。


「うん。約束ね?」


あたしと唯ちゃんを、大知は温かい目で見つめていた。