「あたし……――」 早く言わなきゃ……。 頭では分かっているのに、喉の奥に何かが張り付いているみたい。 ダメ、ちゃんと言うんだ……。 全ては大知と……唯ちゃんの為に。 「あたし……大知を説得してみます……」 喉の奥から声を絞り出すと、お父さんは堪らず安堵の溜息をもらした。