「大丈夫。俺が真依子ちゃんを家まで送るから」 「ホントですか?!じゃあ、真依子をお願いします。真依子、また明日学校で!!」 「うん、バイバイ!!」 腕を組んで歩いていくりっちゃんとケンちゃんの後ろ姿を見送る。 「俺達も行こうか」 「……――はい!!」 あたしは嬉しさでニヤけそうになる顔をキュッと引き締めて、大きく頷いた。