小さな恋【完結】

「そんなはずないよ」


「……え?」


唯ちゃんは大きな目であたしを真っ直ぐ見据えこう言った。


「お兄ちゃんの部屋にお姉ちゃんと二人で笑ってる写真があるんだもん」


あたしと大知が二人で笑っている写真……?


唯ちゃんの言葉に喉の奥がカラカラに乾き、思わずテーブルの上のミネラルウォーターを口に含む。


手が小刻みに震えて、心臓がドクドクと鳴り出した。