「一哉先輩……!真依子はね、辛いんですよ!!元カレが……っていうのは、置いといて。早くしないと取られちゃいますよ~!!」
「……りっちゃん!!」
慌てて口を塞ごうとすると、りっちゃんは抵抗する。
「こんなに可愛くて優しい子いませんよ~?真依子みたいな優良物件、すぐに売り切れちゃうんだから!!」
優良物件ってなに?!
心の中で突っ込んだ時、地鳴りのようないびきが耳に届いた。
「け……ケンちゃん?」
「ダメ、こいつ寝てる」
ベッドの上で大の字で寝ているケンちゃん。
さっきまで起きてたのにもう口からヨダレを垂らして眠っているなんて。
先輩はクスッと笑った後、驚いているあたしの後ろを指差した。
「……りっちゃん!!」
慌てて口を塞ごうとすると、りっちゃんは抵抗する。
「こんなに可愛くて優しい子いませんよ~?真依子みたいな優良物件、すぐに売り切れちゃうんだから!!」
優良物件ってなに?!
心の中で突っ込んだ時、地鳴りのようないびきが耳に届いた。
「け……ケンちゃん?」
「ダメ、こいつ寝てる」
ベッドの上で大の字で寝ているケンちゃん。
さっきまで起きてたのにもう口からヨダレを垂らして眠っているなんて。
先輩はクスッと笑った後、驚いているあたしの後ろを指差した。



