「つーかさ~、お前ら付き合っちゃえばいいじゃん!!」
顔を真っ赤に染めたケンちゃんの焦点は明らかに定まっていない。
あたしと一哉先輩は思わず顔を見合わせてクスッと笑った。
「そ~うだよ~!付き合っちゃえ!!」
ケンちゃん同様、りっちゃんも全く呂律が回っていない。
頭を左右に揺らす危なっかしいりっちゃんの肩を支えると、ケンちゃんはテーブルをバンッと叩いた。
「ぶっちゃけさぁ!!一哉は真依子ちゃんのこと気に入ってるんだろ~!真依子ちゃんも一哉が好きなんだから付き合えばいいじゃん!!」
「ちょっ!……ケンちゃん!!」
確かにあたしは一哉先輩を追って、この高校にやってきた。
だけど、あたしの好きな人は一哉先輩じゃない……。
あたしが好きなのはただ一人だけ……――。
これ以上余計なことを言わないでという願いもむなしく、今度はりっちゃんが声を上げた。
顔を真っ赤に染めたケンちゃんの焦点は明らかに定まっていない。
あたしと一哉先輩は思わず顔を見合わせてクスッと笑った。
「そ~うだよ~!付き合っちゃえ!!」
ケンちゃん同様、りっちゃんも全く呂律が回っていない。
頭を左右に揺らす危なっかしいりっちゃんの肩を支えると、ケンちゃんはテーブルをバンッと叩いた。
「ぶっちゃけさぁ!!一哉は真依子ちゃんのこと気に入ってるんだろ~!真依子ちゃんも一哉が好きなんだから付き合えばいいじゃん!!」
「ちょっ!……ケンちゃん!!」
確かにあたしは一哉先輩を追って、この高校にやってきた。
だけど、あたしの好きな人は一哉先輩じゃない……。
あたしが好きなのはただ一人だけ……――。
これ以上余計なことを言わないでという願いもむなしく、今度はりっちゃんが声を上げた。



