夏Loveめーる

あたしはドアを開けた



『う、うさぎ!!』



宇佐はびっくりしたように目を見開いた、でもまたいつものような冷たくいじわるな表情を浮かべた。


「夏目、そんなに急いでどうしたの?」


『うさぎ…うさぎっ…』


あたしはそういって無意識に宇佐の胸に飛び込んでいた。


「…夏目?」


あたしは何も返さなかった
ただ、宇佐に会えたことが…嬉しくて嬉しくて…