それからの事はあんまり覚えてない




ただストロベリーの香りが優しくあたしを包んでくれて



安心したあたしは
朝まで目を覚まさなかった





夢の中で


あたしと飴玉男が笑ってる





手を繋いで



たまにキスをして




抱き締め合った






そして



ずっと言えなかった




『スキ』




その言葉を伝えたの






そうしたら


飴玉男はいつものように笑って





『俺の方がスキだよ?』



そう言った






甘い甘い


ストロベリーみたいな



飴玉男の言葉






ねぇ



隣にいて





大好きだから




隣にいてね?