この酒場には見当たらずキースは出て行こうと、扉のノブに手をかけた。
「エドワルド様!」
背後で呼ばれ、キースは振り返る。
「エドワルド様は城の上級薬師をご存知ですか?」
イザベラは前置きも無く聞いた。
「城の上級薬師?」
片方の眉が上がる。
俺の身分がばれたのか?
「はい 死にかけている者がいるのです もうその薬師しか助けられないと言われエドワルド様を探していたのです 絹商人のエドワルド様ならばお知り合いかと」
絹商人のエドワルドとして聞かれている事にホッとする。
「死にかけている者とは?」
「昨日 剣で腕を切られた娘――」
「なんだって!?変わった言葉遣いの娘か?」
「ええ 自分の事を俺と言ってましたわ」
「案内してくれ」
「エドワルド様!」
背後で呼ばれ、キースは振り返る。
「エドワルド様は城の上級薬師をご存知ですか?」
イザベラは前置きも無く聞いた。
「城の上級薬師?」
片方の眉が上がる。
俺の身分がばれたのか?
「はい 死にかけている者がいるのです もうその薬師しか助けられないと言われエドワルド様を探していたのです 絹商人のエドワルド様ならばお知り合いかと」
絹商人のエドワルドとして聞かれている事にホッとする。
「死にかけている者とは?」
「昨日 剣で腕を切られた娘――」
「なんだって!?変わった言葉遣いの娘か?」
「ええ 自分の事を俺と言ってましたわ」
「案内してくれ」


