剣は俺に襲いかかろうとした獣の心臓部分に命中した。



剣とともに獣が派手な水音をたてて落ちた。



「クリス!剣を!」



俺はキースの声で我に返ると、水に浮かぶ獣の胸から剣を抜いた。



剣を抜いて振り向くとキースは獣たちに襲われていた。



身軽な動きで獣の頭を蹴り上げている。



俺は急いでキースの元へ行こうとした。



俺の行く手を阻む獣が現れた。



「クッ……」



俺は獣に向かって剣を振り回した。



「クリス!大丈夫かっ!?」



「あ、あぁ」



やっと一匹倒すと俺はキースを見た。