"いーっ"と言ってさやかは前を向いてしまった。 小さく溜め息を吐いたのがわかる。 意地悪言ったり素直じゃないけど、さやかも僕が好きだと思い込んでいた。 "好き"なんて言われたの小さい頃の話しだしなぁ。 さやかの後ろ姿を見ながら溜め息を吐いた。 ────… ───… ──… 昼休み僕は智也と屋上にいた。 「なぁ…智也はさぁ好きな子が他の奴を好きだとわかったらどうする?」