“助けて……” 誰にも届くはずのない 心の声だった それでも橘くんは いつだって あたしを見つけてくれたね あの頃のあたしは 自分ではどうにもならなくて 本当につらくて 悲しくて…… どうしたらいいのか わからなかった そんなあたしの手を 橘くんは いつも優しく 握り締めてくれたね――。