逢いたい夜は、涙星に君を想うから。





大切なものは、目に見えないものばかりで。



幸せは、儚いものだってことも知ってる。



それでも……この幸せを失いたくないと、強く強く思う。






ねぇ、橘くん――。



あたしは、



君がくれた永遠の中で、生きていきたい……。



その願いは、叶いますか――?






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7月7日。

星屑の中、手を握りしめた。



“永遠”を信じて……。

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――これが、



あのノートに書いた、あたしの最後の言葉になった。



このノートの続きは、



もう……書かれることはない――。