逢いたい夜は、涙星に君を想うから。




陽太はやっぱり、ずっと前から気づいてたんだ。



あたしが心から笑えなくなってしまったこと……。



陽太といるとき、楽しいとき、あたしは笑ってるはずなのに。



その笑顔は偽りだって、頭のどこかでわかってた。



あたしはずっと前から、本当の自分を隠すために、自分の感情を誤魔化したり、嘘をつくのがいつのまにか癖になってた。



本当に楽しいときでさえ、心から笑えなくなった。感情と表情のバランスさえ狂い出したのかもしれない。



「俺の前で、いつも無理しとったよな」



「そんなことない……」



「そうやって凜は、俺に自分の本音を言わん」



「……そう思うなら、どうして?」



陽太は全部わかってるんでしょ……?



「そんなあたしなのに、陽太はどうして……」



「……心から笑っとる凜が見たい」



あたしの瞳を真っ直ぐに見つめて、陽太は言った。