橘くんからもらった

星砂のキーホルダーは



あたしの宝物。



ちっぽけで

こんなあたしでも



いつか輝けるように



真っ暗な夜に

光を与えてくれた。



ずっと、ずっと大切にする。







心地いい風に吹かれ



静かな波の音を聴きながら



綺麗な星空を見た

この場所で



橘くんと一緒に過ごした

修学旅行の最後の夜のこと。



あたしは一生忘れない。



忘れないから――。