逢いたい夜は、涙星に君を想うから。



のえると一緒に家に帰ると、のえるの母親はのえるを強く叱った。そして、そのあとは優しく抱きしめていた。



母と娘。



その姿に、自分の幼い頃を重ねた。



お母さんの優しい笑顔、お母さんの怒った顔。



お母さんの声、お母さんの仕草を思い出した。



心からあたしを愛してくれた。



お母さん……。



誰より大切な人だった。



いまでも愛してる。この先もずっと変わらないよ。



ねぇ、お母さん。



お母さんならきっと、わかってくれるよね?



のえるには、優しく接したい。



そのほうが、あたしも傷つかないでいられるの。



お母さんなら、わかってくれるでしょ?



いつだって、あたしの味方でいてくれたお母さんだから。



ごめんなさい。



許して……お母さん……。