逢いたい夜は、涙星に君を想うから。



「なに?どしたの?陽太……」



「凜……楽しくなかったんやない?」



こんなこと聞くなんて、なんだかいつもの陽太らしくない。



どうしたんだろう。



「楽しいよ?バスケ。みんなも優しくて、面白いし……」



「……ほうか」



陽太は、あたしの答えには納得していないような表情だった。



「なんでそんなこと聞くの?」



そう言ったあと、あたしは転校してきた日に、陽太に言われた言葉を思い出した。



“凜は……無理せんと笑えんの?”



もしかして……



「あたし、笑ってなかった?」



「……笑うてたよ」



「でしょ?楽しくなかったら……笑わないよ……」



そっか。陽太は気づいてたんだね。



あたしの笑顔が、嘘だってこと。



あたし……いつのまにか、心の底から笑えなくなってた。