「ね、おかやん。はよう助役さんの所にゆうてきてよ!」

「そげん急には行かれんとよ…色々話もせんばいかんけんね、そいになぁ…隣のヨッコちゃんも一緒にってね助役さんが二人は仲良かけんて言うてくれたごたる」

ヨッコちゃんは隣に住んでおり祖父母と暮らしていたがなぜか両親はいなかった

どうしてなのかシィエにはわからなかった

「ヨッコちゃんも一緒なら淋しゅうなか!よかった」

シィエはヨッコちゃんと相談して二人で長崎への奉公を決意する