二人の死に立ち会ったシイエ 葬儀ではいずれも気丈に振る舞い涙は見せなかった シイエの頭の中には政雄と初義の手を引き花幸の前を通る初五郎の姿があった 互いに深い愛情でつながれた家族は… 出会いから四十数年でしばしの別れとなったのである