何度かこういう事はあった

死んでるのかと思ってもいつものように息だけしてるんだ

眠ってしまったんだ…

でも今回は違った…

シイエは認めたくなかった

またいつものように初義の口元に耳をつけ呼吸を聞き安心しようとする

呼吸は聞こえない

「はっちゃん?はっちゃん…」

力なくその場に膝をついた

全てを悟った初五郎はだまって外に出て壁を殴り続けて泣き叫んだ