初五郎は溢れる想いのまま夢中で初義を抱き締めようとした

それはかなわなかった

抱き締めようとしても体の皮はずるずると剥げ少しでも触ると壊れてしまいそうだ

「あぁ…神様…どうしてこの子をこんな惨たらしい姿にしてしまったのですか…この子が何をしましたか…この子は人一倍優しい子だったのに…」

初五郎もまたシイエ同様に神を憎んだ