「空良、俺、次休むわ」 「大丈夫か?」 「まぁ、薬飲んで少し休んだら大丈夫やろ」 席にいる空良に伝えて教室を出ようとすると、ガシッと腕を掴まれた。 「な、なに?」 「無理すんな」 そう言って周りには分からないように支えてもらいながら、保健室へと連れていかれた。 「先生、水下さい」 ドアを開けてふくちゃんから水を受け取ると、空良は俺をベッドに座らせた。