時間はあっという間に流れ、放課後になった。 「はよ行こうや〜」 「待ってよ!掃除があんの!」 咲希と空良は教室の掃除当番で、俺は廊下で二人を待っていた。 それから15分後に掃除は終わり、咲希について写真部の部室へと足を運んだ。 「こんにちはー」 「あ、咲希ちゃん!」 ガラッと部室のドアを開けた咲希は部員に挨拶した。 先輩や後輩を含めても8人しかいない。