キーンコーンカーンコーン…と授業開始のベルが鳴り、ハッと我に返る。 アキ、まだ寝てる…。 「…アキ、授業だよ?」 一応、小さくだけど声をかけてみると、アキはゆっくりと体を起こし、頬杖をつきながら、つまらなさそうに授業を受け出した。 今のって私の声に反応してくれたのかな? 分かんないけど、嬉しくなる。