大きな門と広い玄関を通り、自分の部屋へと進むと、空良がちょうど部屋から出てきた。 「アキ…!今、帰って来たの?」 「…あぁ」 「どうだった?」 「何が?」 ニヤッとする空良にちょっとイラッとくる。 「咲希と二人でのお出かけは」 そう言って俺の肩に腕を回してくる。 そう、そう。 それやん。