安全な場所

真紀といれて

離れていても

安心できる

私は

高校に行く気はなかった

早く

働きたかったから

中学時代

がむしゃらに

勉強に励んだ

中卒でも

ちゃんとした所に

雇ってもらえるように

中卒だからと

思われないように

生きていくため

自立するため

いずれは

二人だけで

しっかり

暮らしていける日を

目指して

真紀は

望のなら

大学まで

行かせてあげれるように

いつの間にか

先を見据えて

物事を考えるように

なっていた