「苺、あれ? ここでも働いてんの?」 “ここでも”の言葉に私は目を見開く。 「申し訳ない。この話はここじゃまずいよね」 キリリとした言葉で佐藤は言う。 そうだよ。 ここじゃまずいよ。 あたしは何も言えない。 なんかクラクラする。 もう逃げたい。 そう。 夜と違うのは二人ともメガネだってこと。 昼間に会うと、佐藤ってなんか感じ違うな。 仕事ができる男って感じ。 夜のふにゃふにゃお人よしさんとは違う顔だ。 佐藤は 「これからよろしくね。一緒に頑張ろう」 と右手を差し出し、握手を求める。