あたしの戸惑いを無視して、上司が資料を取りに行った。 二人きりにしないでよー。 「あ、あれ?」 佐藤、めっちゃこっち見てる。 「あれ?」 穴開くほど見るんじゃねーよ。 普通に失礼でしょ、それは。 「苺――!!」 はい。苺です。 夜ではないので苺です。 誤魔化せない。これは。 「あははは。よく名前をご存じで」 苦笑い。 もうどうにもならない。