「まーケーキ買ったら読みなさいよ」
「ああ。はい」
「神崎さんいなくなっちゃって淋しくなるわ」
「はい。あたしもです」
「どこに行っても元気でやるのよ!」
福田さんはあたしのお尻を一つたたくと、チョコレートホールケーキを3つ抱えて去っていった。
「どんだけ食べるんですか……」
あたしの独り言も聞かずに。
「次のお客さまー」
呼ばれたあたしの手元には、生クリームたっぷりのクリスマスケーキ。
まあ、例のごとくイチゴも乗ってるけどさ。
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