どんどん小さくなっていくエイトの車。 呆然と立ち尽くすあたし。 猫用の小さなドアからモモが出てきた。 「にゃー」 お母さんも出てきた。 「あんた、そこで雪だるまにでもなる気?」 もー!! 一体、何なのエイト! あたしはモモを抱えて、ダッシュで自分の部屋に入った。 「変な子」 首をかしげるお母さんを無視して。